最後の砦 お金
2018年09月14日 12時02分

- お金が必要だけど銀行で借りることができないかも…
- 消費者金融のほうがお金は借りやすい
- 消費者金融会社でお金を借りるのがもっとも現実的?
- 最後の砦というとやはり身内がそうかも
- 最後の砦を身内にしてはいけない
お金が必要だけど銀行で借りることができないかも…

働いて稼いでいるのにお金がないのは浪費癖が強いからでしょう。お金は使うと出ていきます。それ以上にお金を使うと巡り巡って戻ってくることもあります。お金を使わなければお金は循環しません。お金があるのにお金を使わないのは、ある意味罪深い人と言えるかもしれません。
また、お金を持ってないという人は、無い袖が振れないタイプですから、それはもうどうしようもないのです。それではどうしたらいいのでしょうか。お金がなくてもお金が必要なときはやってきます。そのときにもっと稼いでおけばよかったというのは後の祭りでしょう。
そして、稼ぎがいくらよくても手元にお金がないのは、たくさんお金を使っているのですからです。良いことをしているという反面、まったく手持ちにないのは無計画の何者でもありません。そういった人はお金が無い以上にいつかは自分で自分の身を滅ぼしてしまうタイプの人です。
お金が無いと嘆いてみても始まりません。そして、お金が必要なときは急にやってくるのです。多少のお金でしたら、クレジットカードのキャッシングでその場を取り繕うこともできるでしょう。しかし、クレジットカードのキャッシングは金利がとても高いのです。翌月一括返済でもかなりの金利になってしまうので、オススメできません。もちろん危急の際ですから、金利云々よりもお金を用立てできたことのほうが大きいでしょう。
多少の余裕のあるときはクレジットカードのキャッシング機能を利用するよりも、銀行からの借入れをまずは第一に考えるべきです。それでも銀行の場合は少額融資にはあまり向いていません。例えば10万円の借入れを申し込んだとしても、銀行そのものに少額融資の金融商品を扱っていないことが多いのです。
少額融資でしたら、銀行も貸し倒れになるようなリスクも少ないですから、すぐにでも融資をしてくれそうですが、それほど銀行の融資というのは簡単ではないのです。少額でも高額の融資でも、審査が必要になってきます。少額だから審査が甘くなるというのは銀行では考えにくいです。
それでは、少額でも高額でも審査が同じということでしたら、せっかくだから高額融資を狙おうと考えます。それはそれで正解なのですが、銀行の審査というのは、それが例え少額であっても高額であっても、審査の厳しさは一貫しているのです。ですから、少額融資で審査に引っかかるのでしたら、確実に高額融資でも審査に引っかかることは自明の理と言えるのです。
銀行でお金を借りたいと誰もが思う理由は、金利の低さにあります。借りてすぐ返済するのでは、それほど金利の高さを意識することはないでしょう。しかし、それが1年2年と返済期間が長くなってくると、返済に対する利息も相当な額になるのです。融資金額にもよりますが、100万円借りたとしたら年間の利息は6%でしたら6万円になります。それが金利が3%でしたら、年間の利息は3万円となるのです。
利息の差が倍も違うのですが、それは銀行のカードローンの金利と消費者金融会社のカードローンの金利の差と考えたらわかりやすいでしょう。ですから、金利の低い銀行カードローンが返済に対しては有利になります。同じ金額を借りるのに銀行と消費者金融会社では何故これほどまでに金利が違うのでしょうか。
一つに銀行は貸金業だけではありません。口座開設者からお金を預かる業務も行っているのです。お金を貸すよりもお金を預かる金額のほうが高くなるでしょう。その口座開設者から預かったお金をまとめて運用することで運用益を出しているのです。
銀行も預買ったお金を寝かせておくだけにはしないということですね。だからこそ、融資に対する金利を低く設定することができるのです。これは、お金を融資することしかできない貸金業者と銀行などの金融機関の大きな違いですから、是非とも覚えておくようにしたいものです。
このようなことからもお金の融資を申し込むなら、銀行が一番いいということになります。しかし、審査が厳しいというのは、普通のサラリーマンで多重債務がない、信用情報機関に事故歴などの情報がないなどの、条件でしたら融資を受けるのはそれほど難しい問題ではありません。審査が厳しいとか、審査をパスできなかったというのは自分の属性が弱いということが原因となっているのです。
属性という言葉を使っていますが、自分自身を金融の世界で漠然と評価するシステムといえばいいのでしょうか。属性は気にしないと言っても、気にするのが金融機関や貸金業者です。いずれも、お金を貸しても回収しなくてはいけません。回収、利用者からすると返済になるのですが、その返済をきちんと行ってくれるのかを金融機関や貸金業者などはしっかりとチェックしているのです。
消費者金融のほうがお金は借りやすい

消費者金融会社にも幅があります。アコムやプロミスのように大手消費者金融会社と呼ばれるものから、中小消費者金融会社や街金と呼ばれる小規模は消費者金融会社もあります。そして、他には悪名高いヤミ金と呼ばれる貸金業者もあるのです。
ヤミ金を消費者金融会社と同じ括りにしてしまうと誤解を招きます。ヤミ金は貸金業者の中でも違法とされるものとなっているのです。通常は利息制限法で金利幅が厳しく制限されているのですが、ヤミ金は非合法ですから、当然のことですが利息制限法を遵守しているわけではありません。独自で金利設定をして融資を行っているのです。当然ですが、その金利はとても高くなっています。
それではそのような闇金からお金を借りなかったらいいと思うでしょう。しかし、どこからもお金を借りることができなかったら、そしてどうしてもお金が必要ということでしたら、お金を融資してくれるのでしたら、どこでもいいということになってしまうのです。そうなったら闇金を利用してでも…と思うようになり、闇金から資金を融通してもらうということになります。
闇金で借りたら最後、かなりの高金利となります。返済期間をいたずらに延ばしてしまうと、毎月の返済が利息分だけとなってしまって元金が一向に減らないということになってしまうのです。そうならないためにも、闇金で借りたら一括で返済するような返済計画を立てなければいけませんし、それ以上に闇金から借金をしないようにしなくてはいけません。
実際に過去から現在まで闇金からお金を借りて人生を棒に振ったという人は数多くいます。そうならないためにも闇金で借りるということは選択肢の中に入れてはいけません。
銀行で借りることができないとなると、消費者金融会社のカードローンを選択することになります。様々な消費者金融会社がありますから、どの消費者金融会社のカードローンにしようか迷うことでしょう。大手の消費者金融会社のカードローンの使い勝手の良さもいいのですが、消費者金融アローのカードローンも捨てがたいものがあります。使い勝手もよく、消費者金融アローは必ずしも大手の消費者金融会社と言えるものではありません。
しかし、痒いところに手が届くようなきめ細かなサービスが自慢の消費者金融会社なのです。大手消費者金融会社ではありませんが、正規消費者金融会社と言えるのがアローなのです。消費者金融会社の中でも大手消費者金融会社は審査も消費者金融会社のカードローンの審査の中でも厳しくなっています。これは、大手消費者金融会社がメガバンクの傘下に入っているからに他なりません。
メガバンクは従来弱かった個人向けのカードローンのノウハウを得るために、数年前の過払い請求などで虫の息になっていた消費者金融会社の救済にあたったのです。今ではほとんどすべての大手消費者金融会社は、メガバンクの傘下に入っているのです。
消費者金融会社でお金を借りるのがもっとも現実的?

審査も甘いと言えるのかということですが、その資金源となるのは多重債務者です。多重債務者が消費者金融会社からの融資を受けることができたら、まさに消費者金融会社の審査は緩いと考えてもいいでしょう。
もっとも、消費者金融会社には総量規制という融資金額の壁があります。キャッシングをするにも年収の3分の1までというありがたくもない規制が存在するのです。総量規制は、融資総額になりますから、一つ一つの融資金額を合算して借金の総額を弾かなくてはいけません。
それがすでに年収の3分の1くらいに貸付残高の合計になっていたら、新たな借金はできないということです。金融サイトを眺めて見ても、融資金額の多さに驚くことでしょう。総量規制がありますから、たとえ高額な融資金額が設定されていても年収の3分の1までしか、消費者金融会社から融資を受けることはできないのです。
また、本人の属性がブラックだった場合はどうでしょうか。一般的にブラック属性の人は銀行はもちろんですが、他の貸金業者から融資を受けることはできません。ブラックというのは、クレジットカードやカードローンが利用停止になっている人を指すだけではありません。滞納をくりかえし、返済不能となって債権者からあるいは弁護士などを通して、簡易裁判所に訴訟を起こされている人のことです。
また、そこから任意整理ということになるのですが、任意整理の状態がすでにブラックと考えていいでしょう。借金返済の意思はあるのですが、借金のいくらかを帳消しにするとか、あるいは金利設定を低い物にするとか、任意整理は債権者である貸金業者から譲歩を引き出すといった意味合いが強いものです。
ですから、返済する意思があるといっても最初の約束を反故にして、新たな返済計画を構築するということで、最初の約束を破っているのは間違いありません。だからこそ属性がブラックとなり、数年間は融資を受けることができないといった社会的制裁を受けることになるのです。
消費者金融業者の中には信用情報機関に加盟していないところもあります。そういったところでは信用情報機関の与信情報の照会をすることができないので、審査は甘くなりブラックの人でも融資を受けることができるようになっているのです。
もちろん、そういった消費者金融会社でも独自の審査があります。多重債務であるとか,返済がいつも遅れ気味という人は審査に受かるとは断言できないといった現状もあるのです。
最後の砦というとやはり身内がそうかも

あるとき払いの催促無しで金利もなしというまさに願ってもない借金となるのですが、さすがに虫が良すぎるでしょうか。本当に身内を頼るのは最後の手段にしたいものです。
そして、身内の場合は頭を下げたらなんとかなるといった安心感があるのは間違いないのですが、信用の失墜はまぬがれませんし、それ以降のつきあい方にも影響が出ることでしょう。ですので、まだまだ融資してくれるところはないかをしっかり探す必要があります。
消費者金融側の心理としては、やはり貸し倒れリスクのある人には融資も及び腰になることでしょう。それは間違いありません。大手消費者金融会社は銀行の息がかかっていますから、銀行並に審査が厳しいと考えてもいいでしょう。そうなると中堅消費者金融会社が狙い目となります。
消費者金融系のカードローンですから、大手消費者金融会も中小消費者金融会社もそれほど金利が変わるものではありません。消費者金融業界では金利にそれほど幅をもたしていませんし、なによりも利息制限法がありますから、上限の20%金利というのを遵守しなくてはいけないのです。
銀行などでも銀行融資審査役職者が審査をするように、消費者金融会社でも審査を専門に扱う人がいます。その人の一存で審査を通る通らないが決まるということではありませんが、大きな決定権を持っているのは間違いありません。
また、中小消費者金融会社の中でも消費者金融アローキャッシングなどの人気が高いです。貸金業者は数あって、金利も同じだとすると、なぜ多くの人は大手消費者金融会社からの融資を目指すのかということになります。
それはやはり使い勝手の良さが一番だからです。大手消費者金融会社では無人契約機を全国に設置していますし、ローンカードも全国のATMが利用できます。融資の際も店舗に行くことなく無人契約機で手続きを行うことができるのです。これは他の消費者金融会社と比べても大きなアドバンテージがあると言えます。
それでも大手消費者金融会社のカードローンを利用できないとなると、金融業者一覧から借りやすいところをピックアップするしかありません。もっとも、その一覧の中には闇金業者が混じっているかもしれませんから注意が必要です。闇金業者に関わったら人生が破滅するかもしれませんので、気をつけたいところです。
正規の貸金業者が一番ですし、中にはソフト闇金という街金と変わらないような闇金もあります。なかなか一般の人では違いがわからないところもあります。そのときは貸金業協会の会員になっているかどうかの会員証を確認するなりしたほうがいいでしょう。
そのような融資先を探しながらどうしても融資を受けることができない、お金の準備の期限が迫っているということになると、最後の頼みは身内ということになるのです。身内と言ってもきちんと借用書を用意しましょう。親しき仲にも礼儀ありだからです。
最後の砦を身内にしてはいけない

というのも、借金自体がチャラになってしまう可能性が高いからです。お金を借りる側としては内心嬉しい物かもしれませんが、お金を貸すほうはたまったものではないでしょう。
身内からの借金となると、いつしか借りる側のほうが立場が強くなってしまうこともあり、貸した側が低姿勢でお金を返して欲しいと懇願するようになるからです。
そうならないためにも、借りる側としては最善の道をやはり貸金業者に頼るようにしたいものです。総量規制がネックとなる場合もありますが、ビジネスローンやおまとめローンは総量規制の対象外となることが多いです。それによって申込者も多いとされているので、大手消費者金融会社にも問い合わせてみるといいでしょう。金利も低くなっているので狙い目です。
アコムなどは借り換えローンとして融資をしてくれますので、審査が厳しいとあきらめないで融資の相談から入るといいと思います。融資額の多さによっては、不動産担保ローンにすると良いでしょう。不動産を持っていることが条件となりますが、不動産を担保にすることでかなり大きな金額の融資を受けることができます。審査も即融資化ということになるでしょう。金融庁が指定した利息制限よりもかなり低い金利になるのもメリットです。
また、金融事故経験者でしたら、ある程度の年数が経たないと融資を受けるのは難しいです。信用情報機関の履歴情報がまっさらになっていることが確認できたら、新たな融資を受けることができるでしょう。闇金業者の中にはソフト闇金融会社もあります。正規の街金などを装いながら実は闇金だったということがないようにしたいものです。
自営業者などはお金を借りにくいものです。安定した収入があることという条件に自営業者はあてはまらないことが多いからです。中には生活費の一部を借金の偏差に充てると言った人もいることでしょう。収入の全てを借金の返済に充てるという人もいるかもしれません。
そこまでした返済に追われて、きちんと返済していこうというのは、債務整理に追い込まれることを逃れたいからに他ありません。債務整理となるとブラック情報として信用情報機関に記録されることになるのですから、当然と言えば当然と言えるでしょう。
お金を手に入れるには身内が最後の砦と考えている人もいるかもしれませんが、場合によっては債務整理並に信用の失墜となることがあるので、身内は最初から除外したほうがいいでしょう。