クレジットカード現金化は最終手段ではない
2018年05月11日 17時18分

ホームページなどでも堂々と業者が募集をしています。
消費者金融の審査に通らなかった、カードローンは使えない、
共どうしても現金がほしい方にとってみれば、願ってもない方法です。
これは闇金融とは違います(中には闇金が行っているところも)から、
現金の作り方として、合法だと言われています。
ショッピング枠の利用
クレジットカードは、ショッピング枠とキャッシング枠が存在しています。そこでのキャッシングはもちろん使い切って、残るはショッピング枠。
相当余っている場合、そこを現金にしてあげますという業者がいます。
融資ではなく、簡単に言えばお金をクレジットで購入するわけです。
10万円のショッピング枠で、手数料を引かれた残りの現金が振り込まれます。
それもたいてい即時振込というのですから、ブラックリストには有り難い換金です。
クレジットカード会社の見解
実は、クレジットカード会社ではこの現金化は禁止しています。ですから、現金化の業者と関係を持つ場合、カードそのものを利用停止される場合があります。
クレジットカード会社では、買い物をした時は店舗などからの請求を受け、支払いをします。
それに対して、返済をしていくことになります。
その店舗が現金化の業者である場合、クレジットカード現金化をしたことが簡単にバレます。
そのような行為はしないようにと、警告をしています。
カードローンとは違う
ショッピング枠の設定はその方の信用情報からつけられるものです。もちろん、消費者金融の総量規制などは関係ないものです。
ショッピングの金利はキャッシングよりも低いのですが、そこで現金の買い物というのはあり得ない話です。
最近になって現金化業者が出現しているのですが、
クレジットカードのショッピングの部分は、カードローンの使い方は出来ません。
闇金融が営業している場合が多い
クレジットカードの現金化は、業者にとっては美味しい話です。買い物というのなら粗品程度のものを送りつけ、それは9万円ですと言ってしまえば違法性もありません。
その9万円の粗品を業者が、買い戻す形で現金が手に入ります。
利用者にしてみれば、粗品ではなく9万円が簡単に手にできる。
クレジットカードの利用ですから、個人信用情報機関の報告もなく、ブラックリストにもならないのです。
クレジットカードがあれば、ニートでもキャッシングが実現できます。
ただし、このような儲かる現金化業者に多くの闇金融が存在していて、
お金が振り込まれない、手数料が多く取られるとの被害も続出しています。
法律もない金融商品ですから、リスクはとても高いのです。
はっきりと違反とされていないのですが、クレジットカード会社でははっきりと違反だと言っています。
自己破産ができないこともある
クレジットカード現金化をしてしまった人は債務整理ができないことがあります。既にキャッシングの返済ができず、信用情報はブラックリスト。
その上クレジットカード現金化で、クレジットカード会社の返済ができない、
債務整理をしようと思ったとき、現金化の事実があると弁護士も拒否するところも少なくありません。
借入先が現金化業者ですと任意整理なども対応せず、債権者の取るべき行動は返済しかないこともあります。
業界では合法と言うのですが、自己破産ができないという判断からいくと、これは違法行為としか言えない事です。